工務店は注文住宅の依頼先の一つで、全国各地に展開しているハウスメーカーと比べると規模が小さく、地域に密着した営業スタイルを持つなどの特徴があります。ハウスメーカーは、住宅展示場にモデルハウスを建てているので、会場に訪れることでどのようなこだわりがある会社なのかモデルハウスを通じて把握ができます。しかし、工務店の場合は規模自体が小さいのでモデルハウスを建てるだけでの資金もありません。そのため、注文住宅を工務店で建てるとなるとどのような家を建ててくれるのか、気になる人は多いのではないでしょうか。
完成見学会は、注文住宅の家が完成したとき施主の許可を得て内覧ができるイベントでハウスメーカーも同じようなイベントを行うこともありますが、工務店が行うものはモデルハウスと同等以上の価値があります。完成したばかりの家を、これから家づくりをする人に見学のチャンスを与えるもので完全予約制になっていて申し込みした人だけが利用できます。モデルハウスなら建物がある間はいつでも見学ができますが、完成見学会は期間限定であり施主が入居する前に1度だけといったタイミングで開催されます。なお、モデルハウスはその家に住む人はいないのですが、ハウスメーカーなどのこだわりやコンセプトが伝わるような家をイメージしているので建設会社選びをするときに有効です。
一方、完成見学会は実際に住む人がいるわけですから暮らしを現実的にイメージできるなどの特徴を持ちます。