住宅ローンを利用して注文住宅を建てることは珍しいことではなく、むしろ一般的な選択になっています。住宅ローンを利用する際に重要になることは何かとなれば、借入額をいくらにするのかということを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、他にも十分な検討が必要なことがあります。それは金利に関することで、金利には固定と変動の二種類があり、どちらを選択するのかによって返済総額に違いが出ます。どちらが得かは一概には言えないので、それぞれの特徴を知ったうえで判断することが重要です。
固定金利はその名の通り金利が固定されているので、市場の状況によって変動することはありません。市場の動向を気にすることなく決められた額の返済を続けていくだけなので、不安を感じることなく完成した注文住宅での生活を満喫出来ます。不安が無いメリットの一方で、設定金利が少し高い傾向があるというデメリットもあります。変動金利は市場の動向に影響を受けることになるので、契約時に返済総額を知ることはできません。
高くなることもあるので不安要素になりますが、引き上げに上限が設けられていたり見直しが5年に1度のみになっていたりすることで、大幅な引き上げや頻繁な変動に頭を悩ませる必要はありません。更に固定金利に比べて利率が安くなっている点は大きな魅力です。いずれにもメリットとデメリットがあり、利用者の考え方や利用方法によって変わるので、注文住宅建築の際にはじっくりと考えて、より自分に向いている方を選ぶことが肝要です。